Date :
2013/05/30

Category :
General

Posted by :
Maria

愛する人と喧嘩をしたときには、自分が先に冷静になること。
淑女のマナーの一つです。

日本でも昔から、「済んだ喧嘩はいちいち蒸し返したりしない」と申しますね。
過去のことをいつまでもグチグチと言うネガティブな人のことを、江戸時代には「野暮だね~!」といって、とても嫌いました。
江戸っ子は人生への美学があり、とても「Cool!」だったのです。
フランスやイギリスも同じで、レディには、美学があるゆえに自ずと生じる、人としての賢さや懐の大きさがつきものです。
そして、このエレガントな心は、愛する人との仲直りにも発揮されます。

以前は、良家のお嬢さんがやがて嫁ぐ日に備えてお祖母様やお母様から教わる事の中に、”ご機嫌を損ねた男性への接し方”というものもありました。それは、彼よりも先に冷静になって、「私は彼の母親よ
と、気持ちを切り替えてしまうことです。
「男の方のわがままなど、子宮で受け止めなさい」という、なんとも肝の据わったヨーロッパの貴婦人教育がありますが、これなどは、「プレーン・リビング&ハイ・シンキング(足るを知る暮らし)」を地で行く、本物の上流社会の女性の生き方そのものといえるでしょう。そしてこうした器の大きさは、私たち本の女性の本来の姿でもあります。

喧嘩両成敗と申しますように、感情の行き違いには、双方に何かしら原因があるものです。ですから、
「恋人や夫がむっつりと黙り込んでいらっしゃるのでしたら、そっとしておいてあげること。お相手なりに考えているのですから、何か意見があれば後で言ってくるでしょうと、大きくゆったりと構えていらっしゃい」
「子宮がある分だけ、女性の懐はふっくら大きいと思っていらっしゃい。どんなに優れた男性だって、女性のお腹から生まれたのですから。それに、すべての男性は最初は、母親のお腹の中でメスだったのだから」
・・・という具合に思ってみてはいかがでしょう。きっと、彼の態度も変わってきます。

浩宮様のご教育係でいらした浜田実元侍従はご著書の中で、「母性がある限り希望がある」とおっしゃっています。
女性の、ふっくらさっぱりとした美しい心は、自分も人も社会も幸せにしてくれるパスポートだと思います。

 
 

株式会社ノーブル 代表取締役
一般社団法人
日本プロトコール&マナーズ協会 理事長
ノブレス・オブリージュアカデミー校長
他歴任