Date :
2012/07/29

Category :
General

Posted by :
Maria

夏がくる度に思い出す
「あの美しい方をごらんなさい」
と祖母から言われ目で追った貴婦人と、
いつか大人になったら私も・・・と願った、
幼心に抱いた憧れ。

入道雲に蝉の声、花火に海に朝顔の観察・・・・
夏になると、子供のころを懐かしく思い出します。
皆様はいかがでしょうか?
小学生の私にとって、夏休みは、井の頭線に住む母方の祖母の家に泊まりに行くことが、大きな楽しみの一つでした。
夕方になって日が陰ると、祖母と手を繋いで井の頭公園に夕涼みに行くのが嬉しくて、早く夕方にならないかしら・・・と、時計とにらめっこしていたものです。

昭和の40年代当時、井の頭線沿線は上流層の住宅街で、
子供の目から見ても洗練されたご婦人や紳士が
道すがら何人もいらっしゃいました。
私は家柄、日本とヨーロッパの淑女教育を受けて育ちましたが、
その教え方が上手だったのは、この母方の祖母でした。

「ほら、あのご婦人をごらんなさい。
背もたれにもたれかかってらっしゃらないでしょう?お綺麗ね。
よいお育ちの方は、電車の中でもあのように座るものなのよ」

「あの方の汗をふくしぐさをごらんなさい。
お品がよろしいでしょう?あなたも真似してごらんなさい」

このように、お散歩の時間は「活きたレディ・レッスン」で、
それはそれは楽しかったのです。
あれから35年以上経った今もなお鮮明に覚えているのですから、
やはり、子供には体験型のレッスンが一番身に付くのでしょう。

・・・ということで、
わたくしの親愛なるお弟子様、アカデミーの生徒様、
そして読者の皆様、ブログをご覧くださっている皆様、
オリンピックは、「プロトコール(国際儀礼)」を実際に目で見て学べる
絶好の機会です。
国旗とオリンピック旗の掲揚の仕方
選手入場行進の順番
主催国のスタンス
表彰台の1位・2位・3位の順番
国歌が流れる時の選手の態度
など、
普段はなかなか見ることができない
国家レベルのプロトコールの実際をテレビからもご覧いただけますから、
是非、選手を応援をしながら、設備や人々の振る舞いなにも関心をもって、
「プロトコール」を探してみてください。
特に私のプロトコールの内弟子の方と、アカデミーのプロトコールプロ養成科の皆様には、師匠からの「夏休みの宿題」でございます(笑)
・・・・というのは冗談ですが、
いい機会であることには間違いありませんので、
画面を通じた楽しいレディ・レッスンをご堪能くださいませ。

Date :
2012/07/29

Category :
General

Posted by :
Maria

少し歩くと汗が噴き出すようなお天気の中、
本日の講演会にもたくさんのお客様にお越し頂きましたことを、
心から御礼申し上げます。

今回は、実に15年ぶりの「育児&育自」をテーマにした内容でした。
愛らしいお子様方もお越し下さり、
娘が幼かったころの若い母であった自分を想い出しながら、
お話をさせていただいておりました。

今日は、ロンドンオリンピックが開幕した日でもありますね。
「人間の尊厳を守り、平和を保つ」というオリンピックの理念と、
講演会のメインテーマは、奇しくも同じ。
子供は親の心の通りに育つもの。
だからこそ、「生まれてきてくれてありがとう。産んでくれてありがとう」という原点に返り、
心の平和を保つことが、子育ての土台・・・。
そのようなものでした。

誰もが素晴らしい心と能力を天与されて生まれてきています。
それを伸ばすのは、環境。すなわち、大人、保護者の姿です。
今日のお話は、育児&育自をテーマにした講演会の、序章でした。
これからを、どうぞ楽しみにご期待ださいませ。

また皆様にお目もじ叶いますことを、楽しみに存じております。
どうぞ暑さにお気をつけになり、想いで深い夏をお過ごしくださいませ。


Date :
2012/07/17

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Posted by :
Maria


梅雨明けの猛暑の中、
皆様にはお元気でいらっしゃいますでしょうか?

(社)日本プロトコール&マナーズ協会は、中国中央政府主催による大会に日本を代表して招かれました。
高谷理事と稲葉事務局長とともに赴き、
私は講演を行い、昨日の深夜に帰国いたしました。

講演のテーマは、「成功のための国際マナー」。
開催地は、山東省の済南(じなん)。孔子や孟子の誕生の地です。
中国全土から集まった議員・大学教授・各地を代表する企業の経営者など、
中国の経済を牽引するトップクラスの方々に、ビジネスにおける国際マナーの有益性をお話させていただいた次第です。
このお知らせは、後日、アカデミーや協会のホームページに後日掲載いたしますので、
ぜひご覧ください。

さて、7月28日は、自分力・日本力向上委員会主催による
「育児パパ&ママのための”育自”のススメ」で、講演をさせていただきます。

1992年、私は一人の母として、「育児と育自の会 ポジティブ・ウイメンズ・ネットワーク」を立ち上げました。
「お父様、お母様、
10年後・20年後の我が子の姿が見えますか? 
これからは、人間としての基軸を持ち、
どんな困難も乗り越える力を持ち、
自分の人生を活き活きと謳歌できる子供に育てる時代です。
そのためにはまず、親自身の自分磨きが大切。
なぜなら、
”子供は親の心の通りに育つ”からです」
と提唱し、
子育て(人育て)を本質的なところから学ぶ場を作ったのです。
当時は海外にも支部ができるほど、活発なものでした。

あれから20年がたち、当時0歳だった我が家の娘も、今年で20歳になります。
親ばかを恥じ入り申しますが、私には出来すぎた娘に育ちました。
20年前から大勢の親ご様にお教えし、自らも実践してきた「育児&育自」は正しかったと、
自信を持って言うことができます。

このノウハウを、これからは、将来結婚しようかどうしようかと悩む女性にも、
現在子育て中のお父様やお母様方に、お伝えして参りたいと存じます。

子育ては国づくりなのです
「国の本は家に在り。家の本は身に在り」という孟子の教えは、
古今東西変わることのない、普遍的ことです。
自信と誇りをもって、子育てを楽しみましょう!

7月28日は、私の子育てを初公開いたします。
すぐに実践できる取り組みを、たっぷりお伝えいたしますので、
楽しみにして頂けましたら幸いに存じます。
幸せな子育て、幸せな人生の極意は、
悩む時間を学ぶ時間に変えること!
7月28日のセミナーで、お待ち申し上げております。





Date :
2012/07/04

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General

Posted by :
Maria

「まるで、一幅の美しい絵画を観ているかのような気持ちにさせてくれる女性・・・
貴女も、そんな女性におなりなさい」

これは、幼い私に淑女教育を授けてくれた、母方の祖母の言葉です。
『淑女塾』などの著書の中に登場する、
「お口から宝石がこぼれおちる女性になりなさい」と教え続けてくれたこの祖母は、
まさしくこの言葉通り、絵画の如き貴婦人であったと、今も懐かしく想い出します。

身内を公に褒めるのははしたなく、恥じ入りますが、
わたくしの幼少期やレディレッスンの実際を教えて・・・という読者の皆様からのご要望にお応えし、
このままとりとめなく続けますこと、お許しくださいませ。

とにかく、幼心に感じていたのは、
私に教えてくれる言葉と祖母自身の内面・振る舞いは、
見事に一致していたことです。
違うところがないのです。

まだ日本に制度としての上流社会があった時代、
日本の貴婦人たちから「レディのお手本」とも言われた祖母でしたが、
それもそのはず。
私の母と叔母ですら、
「お母様が人の悪口を言ったりネガティブな言葉を口にしたりするのを
一度も聞いたことがない」と申します。
立ち居振る舞いは、きっと女性なら誰もがお手本としたくなるような、
気品と優美さに溢れていました。
朗らかで面白くて、いつも多くの人が集まり、
祖母はいつもたくさんの笑顔の中にいたことを、今も時折、祖母を知る人が教えてくれます。

やがて迎えた逆境の中でも、
その明るさとエレガンスは、まったく変わることはありませんでした。

戦後、華族・財閥が解体され、それまで上流階級にあった人々は一気に財産を失いました。
それまでお姫様のように暮らし、働く苦労など一切したこともなかった淑女たちの多くは、
自分も家族を養うために、生き抜くために、
どんな仕事でも行ったと聞きます。祖母もその一人です。
ましてや戦後の大混乱の中です。
私がこの話を初めて聞いたのは、小学3年生の時でしたが、
現代の恵まれた環境に生きる私たちには 想像しようにもできない苦労の連続であったと、居あわせた貴婦人たちは口を揃えました。

しかし、「おばあさまも叔母さまたちも、大変だったのね・・・」と
目に涙を浮かべながら言った私に対して返って来たのは、
「あら、そんなの当たり前でしょ(おホホホホホ・・)」
「あの状況になったら、誰だって何でもやるわよ」
「そうそう、今の人たちは平和すぎて甘えちゃってるのよ、きっと。ねえ?」
「男は空、女は大地だと教わったでしょう?ああいういい言葉は、困った時のほうが役立つものでね、
ピンチの時ほど自分(女性)がしっかり大地になれば、何とかなるのよ。個人の人生も家庭も国もね」
・・・云々という、
実にあっさりとした返事で、拍子抜けしたことを覚えています。
「自分の苦労を語ってお涙頂戴なんて、みっともない」という美学を持つ人たちですから、
さもありなんといったところでしょうか。

今、JRの新宿駅構内には、「東日本大震災復興元年」という大きな文字が掲げられています。
被災地の復興と日本全体の復活は、まさにこれから。
先がはっきりとしないことから不安を抱く学生や女性が依然として増え続けている中、
『淑女塾』(三笠書房)の読者の方々から、
「将来への不安が今も時折湧きおこります。そんな時はこの本を想い出して、生き方のバイブルにしています」
「(仕事を失った)私にとって、今こそ、根本的な部分から心を磨く淑女レッスンを実践すべきと感じています」
というような嬉しいご感想を頂きます。
そして、被災地からのセミナーへのご参加も増えております。
陰陽転じて新しい時代に入ろうとしている時代です。
まだまだ混乱は続きますが、
いついかなる時も、今日ご紹介した貴婦人たちのように、
「何があっても、受け入れていきるしかないでしょ!オホホホホ・・・」
という強さと確かさと朗らかさをもって、前を向いて進んでいきたいものですね。
今日も素晴らしい一日でありますように、
心よりお祈り申し上げております。


















 
 

株式会社ノーブル 代表取締役
一般社団法人
日本プロトコール&マナーズ協会 理事長
ノブレス・オブリージュアカデミー校長
他歴任