Date :
2011/05/25

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Posted by :
Maria


気持ちよい五月晴れのもと、
皆様にはお変わりなく遊ばされますでしょうか。

さて、今年の夏に、皆様もよくご存知の
JOC(公益財団法人日本オリンピック委員会)において、
国際人養成事業が行われます。

これは、日本の長期的な国際競技力向上戦略の一環として行われるもので、
国際スポーツ組織で活躍する人材育成を目的とした、
大変充実したプログラムが組まれております。
一般社団法人日本プロトコール&マナーズ協会では、
理事長・上月マリア(わたくし)が「比較文化・宗教論・ジェンダーと社会」を、
鈴木忠男理事が「プロトコール」を担当させて頂きます。

まさしく国を代表して活躍なさるリーダーに向けたご教育でございますので、
協会としても、私個人と致しましても非常に大きな意義を感じ、
日頃からご支援頂いておりますファンの皆様に
真っ先にご報告をさせて頂く次第です。

ところで、JOCの国際人養成事業において「素晴らしい!」と感銘を受けますことの一つは、
この講習会を開講なさる理由です。
竹田恒和会長と水野正人副会長は、
2011年1月に開催されたフォーラムで、次のように述べておられます。
竹田会長様
「(前略)2016年のオリンピック招致が残念な結果に終わったことの一つには、
国際的に活躍できる人材の不足があり、世界での発言力強化が必須であると
痛感させられました。(後略)」
水野副会長様
「国際化のためには、人が重要です。人と人がいい関係を作らないと何も動きません。
世界で日本の立場を強くするために何が必要か、考える機会にしましょう」

詳しくは、インターネットで「JOC国際人養成事業」と検索して頂きますとご覧頂けますので、
ご関心のある方は是非ともアクセスしてみてください。

ところで、ブログでもお話をさせていただいておりますが、
幕末、日本の開国はもはや避けて通れないものと考えた優れた藩主たちが
最も力を入れたことの一つが、「人材の育成」でした。
わたくしのファンの方なら、
「こんな当たり前のこと・・・・」と思われるでしょう。
ですが実際には、この当たり前のことを徐々に徐々に後回しにしてきたのが、
戦後の日本です。

目先のことに囚われてしまい、
「国の本は家に在り、家の本は身に在り」という
当たり前すぎるほと当たり前のことを忘れてしまったリーダーが、どんなに多かったことか。
大変残念なことに、今も、
政治家やお役所や国際ビジネスをしている大企業の中などを含め、
国際化の時代だというのに、それに対応した人材の育成(特にリーダー教育)をしているところは少ないのです。

その事実を物語るような出来ごととして、大震災の後の3月末頃から、
企業で研修を行っておられる講師の方々から、こう伺います。
「3月11日の大震災直後から、今年の社員研修のキャンセルが相次いでいる」と。
4月5月の研修のキャンセルなら分かりますが、
10月11月といった先の研修まで、キャンセルなのだそうです。
残念なことに、「未曾有の国難だからこそ人材育成が大切だ」と頭では分かっていても、
実際には、人材育成から経費を削減する社長が多いということでしょう。
情けない・・・。
「先見の明がない社長」が率いる会社に、継続的かつ長期的な発展があるとは思えませんが、
皆様にはいかが思われますでしょうか?
(就職活動中の学生さんは、決してネームバリューだけで会社を選びませんように!)

こうした現状を知っておりますから、
JOC様が予定を変更することなく人材教育を実施されますことは、
本当に素晴らしいことだと思うのです。

先見の明があり、それを実行に移す組織のリーダーがたくさんいることが
日本再建の要であることを、
わたくしたち女性リーダーも肝に銘じて、
今日も皆で、「女性だからこそできること」を発揮して、社会に貢献して参りましょう。




Date :
2011/05/19

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Posted by :
Maria


世界共通の紳士淑女の教養に、
古典の習得があります。
古典には人の道が書かれており、
それを暗誦し、自分自身の日常として行き、
心・考え方・振る舞い・能力の主軸を築き、高め、
人生の根をしっかりと張って行くのです。
それは、日本の皇族も、ヨーロッパの王族も同じです。

日本では、四書五経がその一つで、中に「大学」があります。
我が家でも娘が中学生になった時に薦めましたが、
大学生になった今も折に触れ、自分の心と照らし合わせて活用しているようです。

今日はその中から、
普遍的な一節をご紹介させて頂きたいと思います。
今の時代、改めて心に刻みたい、孟子の言葉です。

「孟子曰く、
人は恒の言(げん)有り。
皆(みな)天下国家という。
天下の本(もと)は国に在り。
国の本は家に在り。
家の本は身に在り。」

簡約すると、次のようになります。
「(これは、古典「大学」を短く説いた孟子の言葉で、)
皆国のためにと言うけれど、
その国の元は家庭にあり、
家庭の元は自分自身にあるのです。
だから、国を思うのならば、自分自身を修めることが第一なのです」

美智子様が皇太子妃の頃、お子様のしつけに際して、折に触れ、
国の元は家にあるのだから、家庭を大切にしたい。
子どもには、将来、家庭を大切にできる人に育てたい・・・
という内容のことをおっしゃっておられました。
そして、家事を自らお教えになったおられました。

淑女教育の、これが基本でもあります。

「上流階級の女性は何でも女中さんがしてくださるので、
自分は家事などしないのでしょう?」
と思っていらっしゃる方もおられますが、
それは間違った考え方です。
確かにそのような方もいらっしゃるでしょう。
でもそれは、三流のお家柄です。
長い歴史を持つ本当の良家の方は、
「自分の人生は自分で責任を持つもの」という、
まっとうな生き方を、親の生き方一つからも学びます。
人間としてのまっとうな心、
たくましく生きる力、
分相応の生き方、
その美しさ・・・・
そうしたものを、幼少期から自ずと教えられ、
本物のノブレス・オブリージュの精神と能力を育んで参ります。
物ごころついたときから、
人として・母として・妻として・経営者として・社会のリーダーとして
必要な精神性と様々な能力を教わって育つものなのです。

たとえばお父様が経営者で運転手がついていても、普段は、
「この車はお父様の会社のものなのであって、
あなたのものではありません。あなたは電車でおいでなさい」
と教えるのが、まっとうなお家です。
実際、わたくしの知人の貴族や元貴族たちは、
そうして育っていらっしゃいます。

ところで、東日本大震災の後、国際社会の中で、
今の日本のリーダーの座にある人が、リーダーの資質を備えていないことが、
繰り返し問われています。
そしてその原因の一つに、
日本の国民が素晴らしいまでに忍耐強く、
がまんしてしまって声を上げないことが、
時折、挙げられています。

確かに、そうかもしれません。

日本にもかつて、日本を根底から変えて行く出来事がありました。
悪政に対して若者が立ち上がり、
その波が日本全体に広がって、
能力のないリーダーはその座から引きずり降ろされ、
新しい時代の幕を開けていきました。
これは日本だけではなく、
世界の歴史でもあります。

今はインターネットもありますから、
本当は今頃、若者の間で、ネット炎上するくらい
熱い議論が交わされていてもよい頃なのですが・・・・
そんなことを思うわたくしは、
古いのでしょうか(苦笑)
女性リーダーの一人として、
日本全体にエネルギーの波を起こすことを淡々と考え中の、
生涯青春の中年女性でございます(笑)。
だからこそ、
大事のためにもまずは自分自身。
孟子の言葉をかみしめる日々を送っております。
皆様のお心も、お若いことでしょう!










Date :
2011/05/12

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Posted by :
Maria

今、教育現場では、東日本大震災後の子どもたちへの教育について模索が続いています。

群馬県のある小学校では、
震災をどのように受け止め、自分たちは今後、どのような心でどのような行動をして行けば良いのかを、クラスの全員で話し合う時間を設けました。
すると子どもたちは、活発に議論し、このように話していました。
「命と家族と友達が、一番大切なものだと思います。これがあるから、自分は生きて行くことができます。」
「節電って言うけど、これはもともと皆がしなくちゃいけないこと。地震の後、日本は当たり前のことの大事さにすごく気がついたと思います。」
「今まで日本が(周りの国に)優しくしてきたから、今度は日本がたくさんの国から優しくしてもらえて、助けてもらえたんだと思う。だから、皆が優しくなれば、日本は絶対良くなると思います。」
拍手喝采でありましたことは、申し上げるまでもありません。

宇宙は今この瞬間も、進化向上(膨張)しています。

だから、宇宙の中に生きるすべての生命の本質は「向上すること」なのです。

わたくしたちは「向上心」を根源に持つゆえに、困難を乗り越えようとし、その過程で、それまで眠っていた能力が表に出て参ります。
すべての生命はそれを繰り返して進化し、現在の姿になって行きました。
人間も、同じです。
個人の人生も、同じです。
潜在能力は、ピンチの時に発揮される。
この「生命のプログラム」から言えることは、
有事のない時代に生きる子どもよりも、
国が大きな困難を抱えた時代に生きる子どもたちの方が、
生き物として・人間としての潜在能力を発揮できる環境にあり、よりよい大人になって行く可能性が高いということです。

今の小学生・中学生たちが働き盛りの年齢になった時、
日本は以前よりもずっと良くなっている・・・・わたくしはそう信じておりますが、皆様はいかがでしょうか。

負けてはいられませんね!
20年・30年後の、今の子どもたちが社会人になった時、わたくしたちは、もう高齢者。
ヨーロッパの女性は、「女性は年齢を重ねるほどに真にエレガントになるもの」と誇りを持っています。
かつての日本の上流階級の女性も、そうでした。
「目元の皺は人生の豊かさを表し、口元の皺は人生の不幸せを表す」という淑女の格言は、
本当の幸せ、本当の美しさとは何かを教えてくれます。

年を重ねて得るものは、秋や冬の深い美しさ。
「”古臭いオバアサン”と邪魔者扱いされるような老婆ではなく、
”成熟した大人の女性の優雅さ”をちゃんと見せてあげられるような、貴婦人におなりなさいね」
小学生の素晴らしい発表を聴きながら、
なぜかふと、
幼い日に、まさに貴婦人であった祖母が話してくれたこの言葉が蘇りました。

「悩みは磨き粉」。
やがて美しい貴婦人になれますように、今はたくさんのピンチがある人の勝ち!
・・・その数ならわたくし、負けませんかも(笑・涙?)

Date :
2011/05/11

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Maria

東日本大震災から今日で2カ月が経ちました。

津波に破壊されたその日のままの瓦礫の町に、
一本の黄色い旗が立っています。
その旗には、「全国のみなさん、ありがとう」
と書かれていました。
その旗を立てた初老の男性に、
「なぜ、ありがとうなのですか?」と、テレビのインタビュアーが尋ねました。
するとその方は、こうおっしゃいました。
「全国からたくさんの支援物資を送って頂いたからです。
だから、皆さんの幸せを願って書きました」

奥様とお嬢様を亡くされた牛乳屋さんは、
毎日元気な笑顔で、残った家に配達をしていらっしゃいます。
「笑顔を届けて皆に元気になってほしいから。
そして自分がそうすることが、亡くなった妻と娘への供養の証だから」
そうおっしゃっておられました。

只管身を臥し、ご尊敬申し上げやみません。
日本人であることに誇りを抱かせて頂いて、
人の道を教えて頂いて、
本当にありがとうございます・・・。

今日を境に、心新たに、わたくしも前を向いて頑張って参ります。
いつもブログをお読みくださっております皆様、
共に手を携えて、日本女性の心とパワーを発揮して参りましょう。
そして、志高い日本女性たちによる「自分力・日本力 向上委員会」の活動に、
是非ともご参加くださいませ。
日本全体(家庭でも職場でも男性に対しても子どもたちに対しても)に対して、
「日本復興の土台」である「人々の精神」を支えるのは、女性の役割です。



Date :
2011/05/09

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Maria

昨日の「人生塾」では、再び大勢の皆様にお越し頂きましたことを、
心より感謝申し上げております。
ご向学賜り、誠にありがとう存じます。
6月もお目に掛からせて頂けますことを、
心底から楽しみにお待ち申し上げております。

また、昨日は、遠方や闘病中など様々な理由からお越しになれなかった方もいらっしゃると伺っております由、
本日は昨日の講演の一部を、抜粋して書かせて頂きたいと存じます。
ご受講くださいました皆様には、どうぞお許しくださいませ・・・・。

陰陽五行思想では、「男は陽、女は陰」。
淑女教育でも、「男は空、女は大地」と申します。
東洋も西洋も同じ。要するに、真理なのですね。

では、陽と陰のどちらが主かと言えば、陰です。
え!?と思う方も多いことでしょう。
実際、有識者でも、陽が主役だと思っている方が多くいらっしゃるようです。
ですが、陰が主役であることは、一本の木に見立ててみるとすぐにお分かり頂けるかと思います。

土の下にある根は、陰。
土の上に出ている幹や枝は、陽。
根(陰)がなければ、決して、幹も葉も花も(陽)も育ちません。
ゆえに、陰が主なのです。

古来より、東洋でも西洋でも、
男性と女性の関係も、これと全く同じだと考えてきました。
これが観念だけではないことの証を、一つ挙げましょう。
生命における事実です。
実は私たち人間も、お母様のお腹の中では初めは全員が、雌。
その中から、時期が来て、生殖器を突起させて雄の姿になります。
あなたの恋人もご主人様も、お母様のお腹の中で、初めはメスだったのです。
だから!?女性は強し!
女性は男性の母体。「生涯の母」と言えましょう。

こうして生命の成り立ちを正しく知ると、
いろいろなことがシンプルで明快に見えてくると思うのですが、いかがでしょうか。

陽=男性がダメになってしまう背景には、陽の土台である陰=女性がダメという理由もあると言えます。
歴史がこれを教えてくれます。
たとえば江戸時代のように、多くの女性が本来の大らかな生命力、すなわち母性(陰)を発揮した時代には、
男性も子どもも元気で、社会も発展しました。
繰り返し訪れた天災も国難も、女性の力という土台がしっかりとあったから、
復興(陽)したのだと申し上げても良いでしょう。

それだけ、女性の力は偉大であると、わたくしは信じております。
そして今再び、日本女性が本来のその素晴らしい力を発揮する時代に入りました。
年間を通じて稲を育て収穫するという忍耐と慈しみの歴史とDNAもつ日本女性には、
とても豊かな母性があると思います。

母性とは、無償の愛情です。
すべてを受け入れ、浄化し、再生し、育んで行く力。
何年・何十年先を見据えて、
今何をすれば良いのかを見極め、
自他の成長を見守り、理想へと導いて行く、偉大なる愛の力です。

人間にとって母性は、生き物としての最も原始的な本能であると同時に、
人としての高い知性でもあります。
母性の裏には理念や信念があり、だからこそ忍耐や厳しさも伴います。
「親」という字が「木の上に立って見る」と書くように、
時には自分が自分の親となって、
自分を見守り、育てて行くこともあるでしょう。

大いなる生命の力、偉大な愛の力は、
生きとし生ける全ての生き物にあります。
そしてこの素晴らしい母性力が発揮される時、
脳内からは、ベーター・エンドルフィンという痛みを抑える物質や、
がん細胞を改善する力を持つとされるインターフェロンなどの物質が分泌されると言われています。

以上、ごく一部ではありますが、
愛=生命力と言うものの本質を見つめ、これからの日本女性の役割についてお一人お一人がお考えになる・・・昨日はそのようなレッスンをさせて頂きました。
ご拝読賜りまして、ありがとう存じます。

Date :
2011/05/07

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Posted by :
Maria

長いゴールデンウイークも終わり、
再びお仕事に復帰・・・という方も多いことでしょう。
皆様には、いかがお過ごし遊ばされましたでしょうか。
明日から始まる「人生塾」にて、お会いできますことを、
心から楽しみに存じております。
明日のテーマは、「母性愛とその偉大な力について」です。
わたくしたちの中にある、深くて強くて大らかなこの素晴らしい力を
ゆっくりと味わいながら、
ご自身の偉大な力を発見致しましょう。
そして、その力を公私に渡って生かして行く方法を、見出して参りましょう。
明日もまた、日頃の喧騒を抜け出して、
ご自分の中に流れる美しい世界をご堪能頂けますように・・・・

 
 

株式会社ノーブル 代表取締役
一般社団法人
日本プロトコール&マナーズ協会 理事長
ノブレス・オブリージュアカデミー校長
他歴任